こんにちは。
コロナウイルスの発生で保有中の日本株が下がりそうだなあーと思っていたので、下落ダメージ緩和の目的で実は1月の終わりからベア投信である「SBI 日本株 3.7ベアIII」を少しずつ買い増していました。
今回ブルベア系投信を買うのは初めてだったのですが、
暴落時の防衛手段としては有効だけど、売りのタイミングの見極めが難しすぎる!
というのが感想です。
忘備録も兼ねて、今回の買い~売りまでの理由付けと心境を綴っておこうと思います。今後またブルベア投信を買う時の経験値になっていればいいのですが・・・
ベア投信を買ってみた
ベア投信購入の目的は、保有中の現物株下落のダメージ緩和でした。
2020年1月下旬、コロナウイルスの発生で市場にも不穏な空気が流れ始めました。
当時アメリカは中国に過去14日間滞在していた人を入国禁止にする厳しい措置を取っていましたが、日本は湖北省に限定する等やや緩めの対応でした。
それまで調子のよかった日本株がじわじわ下がっていたものの、私は損切りは極力せず放置しようと今年は決めているので、「SBI 日本株3.7ベアIII」でこれから起こるであろう下落に備えようと思いつきました。
よく株は下がったら買えと言われますが、当時私はすでに現物株を結構買ってしまっていて、値下がりした時にたくさん買い増しする余剰資金はありませんでした。そこで、投資に回せる残り少ない資金でもレバレッジをかけてよう、ベア投信を選んだのです。
(↑本当はベストタイミングで損切りと再入場ができれば良いんでしょうが・・・。資金も少ない弱小投資勢なので自分にできる自信はなかったです)
ベア投信を買ったおかげで、下落ダメージを最小限にできた!
ニュースで不穏な動きを察知したところで、現物株の評価額の約20%をベア投信購入に充てました。
そして2週間ほど経った頃、日経平均ががくっと下がり・・・。
もしベア投信を買っていなかったら現時点で含み損が全投入資金の7%ほどになっていたはずですが、マイナスを3%ほどに抑えることができていました!
やっぱり暴落対策でベア投信を買ってみてよかったな・・・と、つくづく思います。
ベア投信の売りのタイミングが難しい理由
しかし今回ベア投信を保有してみて、ブルベア投信は売りのタイミングが結構難しいんだな〜と実感しているところです。
売り時のタイミングが難しい理由は主に二つあると思っています。
長期保有に向いていないため、早く売りたくなってしまう
まず一つ目ですが、ブルベア型投信は長期保有に向いていないため、どうしても早く手放したいというバイアスがかかってきてしまうからです。
相場が上下を繰り返して動いた場合、時間が経てば経つほど基準価額に不利に働いていきます。
よって「タイミングをじっくり待つ」のはできるだけ避け、さっさと売り抜けたいという気持ちが強くなりがちです。
そういった焦りは、まだ売るべき時ではなかったのに手放してしまった、という失敗に繋がりやすくなります。
日中に基準価額が確定しないから
また、この投資信託はETFや株と違い日中基準価額は変動しないのも、売りタイミングの見極めが難しい理由の一つです。
ETFや株なら自分が売りたいと思った瞬間に価格を指定して売ることができますが、投資信託はそうはいきません。
基準価額が決まるのは一日の取引が終わる15時以降ですし、「基準価額が〇円になったら売る」といった価格指定の売りはできないからです。
速報が出た直後に即座に売買することもできないので・・・。
特に私の保有しているものは、取引の受付終了が14:50なので、その日の終値が確定する15:10まで20分が残っています。
14:50の時点で利益が出ていると思って売っても、残りの20分で一気に値下がりする可能性も無きにしも非ずです。
おわりに
保有中のベア投信は相場が予想通りに下落しなかった場合早い段階で売るつもりでしたが、予想通りに動いたことで、これもこれで難しい判断を強いられることになってしまいました。
とりあえず今晩G7の電話会談があるようなのでその内容を注視しつつ、今後コロナウイルス収束に向けた良いニュースが続くようになったら早めに売りたいところです 😥
とりとめもなくなってしまいましたが、以上、初めてのブルベア型投信体験談でした。
↓ベア投信を売却した結果
https://zaitaku-mama.com/sbi37bear/