資金が少ないうちは、相場変動に動じない心を持とう
投資資金が少ない初心者が株を買う時に大切にするべきことって何だと思いますか?
😛 余裕資金で投資する!
😕 新興株ばかり買わない!
どれも正解だと思います。
が、私が思う一番大事なことは
相場変動に動じない鋼の心を持つことです!!
持っている銘柄の株価が下落しても「あ~下がってるなあ・・・」くらいの反応しかしないよう心掛けることをお勧めします。
そんなこと言ったって、なけ無しの20万で買ってるんだから無理!という声が聞こえてきそうですが、これを実践してから私も徐々に口座残高が増えるようになってきました。
資金が少ないうちに陥りやすい罠
投資資金が少ない人にとって、その資金を貯めるまで人一倍の苦労があったはずです。当然ですが、同じ1万円の目減りでも資金が多い人よりも精神的ダメージが大きくなります。
日々の値下がりを見ると「もう買った時の価格には戻らないんじゃないか?」と焦る気持ちもわかります。ただ、損切りしなくて良い場面で損切りをしてしまい、数か月後にはむしろ自分が買った時よりも高値になっている・・・なんてこともよくありますよね。
資金が少ないうちはこういった焦りから、適切な投資判断ができなくなってしまうことが多々あります。
株価は値下がりすることが普通。それを理解して冷静になろう。
値下がり?よくあることです
株は値上がりすることもあれば値下がりすることもあって当然です。たくさんの投資家が利益を出そうと虎視眈々と狙っているわけで、景気や業界の成長と連動しない動きをすることもあります。それを理解してまずは冷静になってみましょう。
私も数か月前に、プラスチックごみの問題によりビニール袋から紙袋への一部シフトが起こっていると耳にし王子HDを300株ほど取得しましたが、今購入時より3%ほど下落しています。(これでも少し戻しました)身近なところだとユニクロやGU、ネスレの一部商品が紙袋化したので期待してるんですが・・・プラスに転じるまで気長に待つつもりです。
最初は短期間で欲張らない
今思えば、数日単位等の短期間で利益を出そうとしてもうまくいかないのは当たり前です。
始めのうちは数日で利益が出せると考えず、
基本的には最低でも数か月単位で利益を出すつもりで気長に取引したほうが良いですね。
できるだけ損切りしないで済む状況を
ただでさえ少ない、苦労して作った資金を減らしたくない!というのが私のスタンスです。
損切りしてでも手放した方が良い状況も時にはあるかもしれませんが、イレギュラーな事件が無い限り私は値下がりした株も気長に持ち続けるようにしています。
基本に立ち返ることになりますが、始めは以下のことを実践すると良いでしょう。「損切りしたほうがいいかな・・・」という不安が減ると思います。
・信用取引はしない
・配当金や優待が出る銘柄にする
・財務的に健全な銘柄を選ぶ
・これ本当に余裕資金?と自問する
信用取引はしない
今は銀行の預金金利が年利0.01%なんてことがざらにある時代なので、年利5%が出せればかなり良いほうです。
最初から信用取引を行ってリスクを負うのはやめたほうがいいと思います。
信用取引をしなくても、100株を数日~数か月保有して数千円~数万円の利益を得るチャンスはあります。
年利5%で良い方、と考えれば慣れていないうちは数千円といった少額の利益でも十分だと思うようにした方が良いと思います。
配当金や使える優待がある銘柄を選ぶ
また、配当金や実際に使える優待がある銘柄を選ぶこともおすすめです。
配当金が少しでもある銘柄を選ぶことで、「今は目減りしているが、何年も持ち続ければ配当金でダメージ分をカバーできるかもしれない」という安心感を多少持てます。
また配当金ゼロよりも多少なりともある銘柄のほうが投資家にとっても魅力的ですので、値下がりしても権利付け最終日に向けて再び価格が戻ってきやすいと思っています。
優待がある場合は、よくわからないグッズより金券や割引券をもらえたほうが実際に使えてお得感がありますよね。
今は手放してしまった銘柄ですが、以前吉野家の株主優待で3000円分の金券をもらいました。
これで旦那と牛すき鍋膳を食べに行きました(笑)
財務的に健全な銘柄を選ぶ
基本中の基本ですが、リスクをあまりとりたくないうちは財務的に健全な銘柄を選びましょう。
通常、各企業サイトのIR情報ページに財務諸表などが載っているので、そちらを読んで健全性を判断するのが良いと思います。
財務諸表なんてよくわからないなぁ・・・という場合は、
各証券会社ウェブサイトの銘柄検索機能を利用しましょう!
私が利用しているSBI証券では、銘柄スクリーニングという機能で「高配当銘柄」「財務健全・割安銘柄」「高成長銘柄」「大型優良銘柄」等、特徴に分けて検索できるので非常に便利です。
ボタンひとつで探せますし、新しい銘柄にも出会えるので結構気に入ってます。
本当に余裕資金で投資してる?と自問する
数か月あるいは1年後には売却して別の用途に充てたいお金で株を買っているのであれば、ちょっと考えたほうが良さそうです。
本当の意味で余裕資金で取引することで、慣れれば多少の値下がりにも動じづらくなると思います。
私は損切りを極力しないので、景気後退トレンドの時は元の価格に戻すまで数年かかるということも有り得ると覚悟しています。こんな風に、私にとっては数年間放置しても良いと思えて初めて「余裕資金」という扱いです。
余裕資金で取引しているのに「500円の損失でも不安になる!」というのであれば、厳しい言い方をしてしまうと性格上株取引に向いていないか、本当の意味で余裕資金ではなかったということになると思います。そうであれば、もう少し資金を貯めてから再チャレンジするのが得策かもしれません。
まとめ
本記事のまとめとして、株取引初心者の方に伝えたいことは以下のようになります。
短期間で利益を出そうと思わず、少なくとも数か月は気長に待つつもりで。
株価は下がることもあるのが普通。だから焦らない。
なるべく損切りしないで済む状況を作る
経済や株取引の仕組みについて学ばなければいけないし、さらには目減りしても動じないようにするなんて、初心者にとってなかなかハードルが高いですよね。
しかしその人の置かれている状況に合わせて、適切なやりかたで取引すれば株で利益を出していくチャンスは誰にでもあると思っています。後悔しない取引ライフを送りたいですね!
それでは m(_ _)m