現在SBI日本株3.7ベアIIIを運用中の私です。
また日経平均が下がっていきそうな気がしたので、ベア型投信を再度購入しました。
本日3月31日、日経平均はマイナス圏で終了したので、「今日はプラスかなあ、よかった!」と安心していたのも束の間。(日本経済的には全然良くないんですが・・・)
先ほど本日3月31日のSBI日本株3.7ベアIIIの基準価額が発表されましたが、何故かベアの基準価額が下がってしまいました。
日経平均(大証)先物の終値はマイナス90円程度だったのに、ベアの基準価額はマイナス189円・前日比マイナス約2.51%。誤差にしては大きすぎる気がします。
ちょっと納得いかないので、日経が下落したのにベアの基準価額が下がった要因を考察してみます。
※個人的な考察が存分に含まれますので、鵜呑みにせず「もしかするとそうかもしれないな~」程度に読んでもらえると嬉しいです。
目論見書をチェックし直す
SBI日本株ベア3.7IIIの目論見書を再度チェックしてみると、下記のような文言が。
株式市場全体の値動きに対して次のような要因により目標どおりの投資成果が達
成できないリスクがあります。・ 株価指数先物と株式市場全体の値動きの差
・ 追加設定・解約の発生による運用資金の大幅な変動
・ 日々の追加設定・解約などに対応した株価指数先物取引の約定価格と終値の差
・ 売買の際の売買委託手数料などの負担
・ 先物市場の流動性が不足した際の売買対応や必要な取引数量のうち全部または
一部取引不成立の影響
・ 先物の限月交代に対応する場合『投資信託説明書(交付目論見書) SBI日本株3.7ベアIII』SBIアセットマネジメント より
諸事情により3.7倍程度逆の投資成果が達成できないこともある、とのことですが、こんなに色々と理由が・・・。
残念ながら、私たち一般の投資者はファンドの日々の売買の細かい内容まで確認する術はありませんので明確な原因を突き止めることは難しいです。
が、一応考えられる理由を絞ってみます。
“先物の限月交代に対応”した?
今日については、ダブルインバースの価格が上がっていたことや、3月31日で年度末(月末)ということから、可能性の一つとして「先物の限月交代に対応する場合」あたりに該当するんじゃないかなと思いました・・・。
(先物商品は通常の株なんかと違い決済する期日があるので、もしかしたら今日がその日にあたるんじゃないかと。期日までに以前このファンドが買っていた何らかの先物商品の損失を取り戻しきれず決済した可能性?)
今日は株価指数先物との差もそこまで大きくなかったですし、最近ずっと値動きが激しいので流動性が不足しているということも考えづらいので。
日中の値動き
もう一つ考えられる要因としては、日中の値動きです。
今日の日経平均は、始めはプラス→一気にマイナス→急にプラスに戻す→再度マイナスへという流れでした。
もしこのファンドが日経平均と逆に連動させるためにインバース型ETFなんかを購入しているのであれば今日の日経は不利な動きになります。
(ベア型投信もそうですが、株価の上下を繰り返す相場では値動きに不利に働きますよね。)
連動指数を確認してみよう
今日の値動きでは該当しなかったのですが、もしも日経の値動きと基準価額の動きがずれている?と疑った場合には連動する指数を再度確認してみましょう。
たとえばSBI日本株3.7ベアIIIの場合、通常日経平均そのものの終値ではなく、実際は大証の日経平均先物の数値連動させているようです。(各ベア型投資信託により指数は異なる可能性あり)
例えば日経平均の終値が-130円でも日経平均先物の終値が+90円なら、この投信の基準価額は下がります。(先物市場は15:15に取引が終了するので、15:00に終了する日経平均とは差が出ます)
おわりに
今日ベアがマイナスになった理由がはっきりせず未だモヤモヤしている状態ですが、今回の件で年度末(もしくは月末)をまたいでブル・ベア型投信を大量に保有する場合は注意が必要そうだな~と実感しました。月末だとファンドの内部的な手数料処理などで保有者に負担が来ているかもしれませんしね。
またこれを機に、ファンドがどういった商品をどのくらいの割合で買い入れて運用しているのかも知りたくなりました・・・。こういった時に理由をしっかり説明してくれるクリアなファンドがあれば良いですが、それだと運用手数料も高くつきそうですね。
比較的少額ホルダーだったのでダメージは少なくて済みましたが、勉強代だったと思うしかないですね;
それでは!